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1月21日 (金) 蓮代寺小の子どもたちとの再会
羽田空港に着いてチェックインをしようと思ったら、電光掲示板に「小松行きの便は雪のため羽田空港に引き返す可能性があり」との表示。 あちゃー。明日のコンサートの主催者のyamaさんの学校、蓮代寺小学校の子どもたちが楽しみに待っててくれてるのに、間に合わなかったらどうしよう、と一瞬不安になる。 すぐにyamaさんの携帯電話にメールを入れると、「雪は大したことないから、風さえ吹かなければ大丈夫」との返事。 不思議なことにこの10年間、悪天候のために現地にたどり着けずにコンサートが中止になったことは一度もない(ヒヤヒヤすることはたくさんあったけれど)。
11時過ぎに無事小松空港に到着。雪はさほどでもないが、さすがに空はどんよりと曇っている。気温は3度くらいかな。東京より5度ほど寒いかもしれないけれど、なんだか気持ちがいい。 12時前に蓮代寺小学校に到着。ステキな校長先生と少し雑談をして、給食をいただく。 いよいよコンサート。音楽室に1年生から6年生までの全校生徒が120人。
蓮代寺小学校には、2001年の1月にはじめて歌いに行った。その時yamaさんが担任していたクラスは3年生で、今は6年生になっている。3年の間に子どもたちはグーンと背も伸びて、顔もずいぶん大人びた。ふーん、この子たちは3年の間にこんなに成長したけれど、私はいったいどうなんだろうと、我が身を振り返る。
矢野さんの伴奏で「あなたが笑っていると」を歌いはじめる。lalala...を一緒に歌ってねと言ったら、最初からみんなが大きな声で一緒に歌ってくれて、もうその姿を見ただけで涙がポロポロこぼれてしまった。60分あまりのコンサートの間、ずっと泣いてたような気がする。先生たちの集まりでは、いつも「子どもたちをいっぱいいっぱい抱きしめてあげてくださいね」って言ってる私だけど、実は学校のコンサートのたびに、いつも子どもたちにいっぱい抱きしめられてるような気がする。 学校でのコンサートは、何よりも大切で、幸せな時間。校長先生手作りの「竹とんぼ」をいただいて、校長、教頭他大勢の先生方に見送られて蓮代寺小学校を後にする。
さあ、いよいよ今夜の「蟹づくし」の宿に向かう。yamaさんはじめ、明日のコンサートの実行委員の方たちも三々五々集まってくる。東京をお昼に出発したメンバーたちも、午後7時に合流。 石川は、お酒も魚も本当においしい。日本海のずわい蟹と、石川の地酒を堪能して、私は明日のために日付が変わる前に部屋に引き上げる。 ふとんに入って目をつぶっても、HALMA GENの「ケジャンだよ、ロックンロール」がいつまでも鳴り響いていた。
以上の日記を載せたあと、「ファンの掲示板」にyama先生が書き込みをしてくださいました。うーん、私の記憶力もかなりあやしいもんです。yamaさん、子どもたち、ごめんなさい。 「ちょんみさん、子どもたちのところへ来て下さって、本当にありがとう。 ちょんみさんが、初めて蓮代寺に来て下さったのは、2001年の5月。石川3days(金沢芸術村・蔵宮本家・やぶ本店)の時。 3年生の教科書に、「わたしと小鳥とすずと」が載っていることもあって、来てもらえて本当にうれしかったです。 おかげで、うちの学校、いまではすっかり李政美Fan。 あゆか&ママは、すでにスタッフだし、先生方は、みんなCD持ってるし、4月の全校音楽は「わたしと小鳥・・」だし。 朝、学校へ行くとこの曲が流れているのですよ。 9月にちょんみさんが喉を痛めてお休みしたときに、みんなでちょんみさんの歌を歌って励まそうと、ビデオレターを送って、その時「ありがとう、必ずまた会いに行くよ・・・」と言うFAXが。それが2月に実現。みんなでレコーディングという、夢のような企画が実現しました。 それもうれしいことなのですが、ちょんみさんの、誠実さやさしさが、本当にうれしくて。 次の年(2003年)の2月には、韓国KBSの取材で蓮代寺へ来て下さり、その8月には、ミュージックラボで子どもたちとレコーディング。(この時からmizuhoさんが関わって下さっています。) そして今回、卒業を前にしたこの子たちのために、また寄ってくださったのです。 ちょんみさんが語ってくれた、「ありのままでいること」や、チビチリガマの話を含めた戦争の愚かさ。子どもたちの心の中に染みこんでいく様子、ひしひしとその場にいて感じました。 本当にありがとう。出会えてうれしいです。 この子たちがまた、きっと、次の世代へ、大切なことを語り続けていってくれるとそう思っています。」
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2005/1 |
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