ありがとうございました。6月21日のつながるコンサート、多くの方の想いが集まり無事に終えることができましたこと、この場をお借りして感謝の思いを申し上げます。
 元日本軍「慰安婦」のハルモニとお会いして、何かをしなければと思いながら時間ばかりが過ぎてしまっていましたが、その私たちの肩を押してくださったのは 東京のナヌム支援のコンサートにいらしていたイ・ヨンスハルモニであり、映画「オレの心は負けてない」のソン・シンドハルモニでした。
 最初に立ち上げたのは李政美さんのファンの数名でしたが、その後、実行委員会の輪はどんどん大きくなり、女性男性、日本人朝鮮人、色々な立場のものが、それぞれ自分が何が出来るかを考えながらの8ヶ月間でした。
 まず、心から出演者の方にお礼を述べたいと思います。趙寿玉さん、安聖民さん、李政美さん――三人の魂の表現は、その表現以外の何ものも必要としない、壮絶なものでした。ハルモニたちに澱のようにたまった恨も、そして、その時間空間を共有した私たちの恨も、ふりほどくかのような素晴らしいものでした。
 そうして、このコンサートに来てくださった多くのお客さまにも心からお礼をの申し上げたいと思います。あの時を一緒に過ごしてくださった皆さんの想い、熱気……。集ったお金も勿論ですが、あの時間、あの空気がきっと次なる新しいものにつながっていく事が出来ると思いました。そして本当にうれしい事に、すでに他の地域でも、このコンサートにつながる企画があると聞いております。
 また、全国から賛同金を寄せてくださった方々にも、感謝の思いでいっぱいです。お顔も存じ上げない、お話しした事もない方からの 遠くは、東北や四国の方からのカンパや熱いメッセージにどれだけ勇気づけられたことでしょう。本当にありがとうございました。
 コンサートは終わりましたが、ここでつながった多くの人たちとこれからも一緒に歩いて行きたいと思います。すべての『いのち』を大切にする人たちと……。すべての『いのち』に感謝しながら……。
 ~手をつないで行こう 一緒に行こう~
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2008年9月10日現在
収入

チケット    2,893,500

個人賛同    622,500
団体賛同    164,000
広告       285,500
物販       144,000
会場カンパ    97,730
カンパ      109,220
その他収入   22,510

収入合計  4,338,960
支出

出演者     300,840
宿泊費     100,800
交通費     310,480
会場       394,470
音響       230,315
リハーサル   12,000
花         12,500
展示       18,660
当日食費    86,659
スタッフ      7,190
印刷       322,175
送料        13,110
通信       24,600
会議       13,460
雑費       75,835
その他支出    3,230

支出合計  1,926,324
  差引収支 2,412,636
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「つながるコンサート」にご賛同ありがとうございました(7/18現在・五十音順)
個人賛同
(非公表含め283名)

浅田義信(広範な国民連合・大阪)/足立綾/足立一夫/井口成子/李貴子/李根石/石田寛/石田芳子(石田アートオフィス所長)/イダヒロユキ(大学非常勤、ユニオンぼちぼち)/市場淳子/李春子/李鐵/李正成/李典子/伊塚正/稲岡了三(のとピースサイクル)/稲垣佳世子/井上正弘(ピースサイクル舞子)/井前智子/井前弘幸/李美愛/林祐里/任隆正(在日コリアン青年連合北大阪)/岩野政樹/上島博/上杉聰/植田直美/梅元瑞枝/江川協子/榎本啓子/及川葉/呉光現/呉祐見/大菅駿/おーたからん/大田美智子/大西誠司/大西まゆみ/大野恵子/大宮弓子/岡田亜杞子/岡田雅宏/岡真理/岡村勝行/岡村達郎/勝浦幸子/垣内義博/勝部尚子(大阪高教組女性部)/加藤雅康/加藤義雄/門林洋子/金関恕/金根美幸/冠木克彦(弁護士)/冠木雅子/川崎麻奈美/川瀬俊治/川村晃生/姜あや/姜健一/姜朱実/康宗憲/姜孝裕/姜明寿/北嶋尚人/北嶋由記/金日永/金愛子/金甲生/金均/金京子/金京美/金床憲/金秀哲/金達之/金昌五/金大一/金泰子/金大昊/金藤江 ⇒



金恒勝/金厚子/金洪仙/金麻紀/金良真/金良順/金淳次/金悦子/金隆司/日下景子/国久シゲ子/久保武彦(東大阪市議会議員)/黒田薫/合田悟(源氏ヶ丘教会)/合田紀美/高銖春/高秀賢/高賛侑/高海正/高喜枝/高年世/駒井栄美子/コンスタン・レイ/佐古和枝/佐々木千枝/貞清祥子/佐藤佳子/篠田潔/下山久子/酒肆和子/申敬澈(釜山大学教授)/申英子/申龍美/申順子/杉田幸子/杉田みのり/世良砂湖/宋政哲/高橋伸二(郵政ユニオン)/竹田政市/竹中道代/田中丈悦(堺市議会議員)/田中ひろみ/玉木佐江美/崔日功/崔誠一/左龍子/張純芙/張征峰/張叶実/曺東鉉/池栄(ゴイチ株式会社代表取締役会長)/趙貞姫/趙昌植/趙太植/鄭貴美(NPO法人うり・そだん理事長)/千秀月/丁文子/津川多津子/徳井和美/都鐘宇(大阪留学同市大支部長)/豊田勇造(シンガーソングライター)/中川加代子/中田光信/中野訓枝/中村優子/永島暉臣慎/西村寿美子/西村英樹(ジャーナリスト)/西山章子/西山朋子/西山登/野々脇敬子/盧幸枝 ⇒



野間淑美/野村生代(枚方市議)/野村佐代子/萩ルイ子/朴一(大阪市大教授)/朴久美/朴笑/朴敏夫/朴理紗/橋岡剛子/長谷川洋一/原田浩/方清子/韓明子/久恒忠/飛田雄一(神戸学生青年センター館長)/玄由美/福井逸治/藤岡郁子/藤田昭彦/藤田憲司/藤田なぎ(平和と生活をむすぶ会)/藤本法子/二木洋子(高槻市議)/淵田吉実/夫貞生/夫裕子/古谷和子/許景民/許敬子/許正子/前澤美智江/松平要(東大阪市議会議員)/松村徳子/松本百合/三宅方美/宮島臣一郎/宮谷則子/村上光子/村田郁子/文主継/文年子/毛利勇二/百木伸哉/森一敏/森節雄/森田恒一/森本竜二/森ゆみ子/矢代俊三(「現代の理論」編集委員)/柳本照男(国際文化財研究センター)/山内小夜子(僧侶)/山崎展子/山先安生/山下慶喜(茨木市議会議員)/山田昭次/梁愛瞬/梁海敏/梁優子/尹清美/尹賢信/尹賢泰/尹恵美子/横道昭子/吉岡奈保子(木村書店)/吉岡祈子/吉川邦良(技術者)/吉川雅子(自由メソジスト源氏ヶ丘教会女性部)/吉田秀子/米田千代子
団体賛同
(32団体)

アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局/安聖民民謡教室生徒一同/映画「あかしめたち」市民による制作グループ/大阪高教組香里丘高分会/大阪市立大学朝鮮文化研究会/おんな労働組合(関西)/からおけクラブ「金歌会」/韓国雑貨・ポジャギSonamu/旧日本軍「慰安婦」問題早期解決をめざす会(神戸)/旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都実行委員会/クロスロードカフェ/こりあ企画/コーラス「コールアリラン」/コリアンアカデミー中級クラス一同/在日韓国青年同盟大阪府本部/在日韓国民主統一連合(韓統連)大阪本部/在日韓国民主統一連合(韓統連)生野支部/在日韓国民主統一連合(韓統連)東大阪支部/在日本朝鮮民主女性同盟生野西支部/(有)サンオープランニング/自由メソジスト源氏ヶ丘教会女性部/人権と平和を考える枚方「映画の会」/新社会党大阪府本部/「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)/朝鮮女性と連帯する宮崎県女性の会/日本軍性奴隷問題の解決を求める会in大阪/阪南中央病院労働組合/ハンヌリ有志/東大阪市教職員組合/ふぇみん・婦人民主クラブ大阪/桃谷高校朝鮮文化研究部/ヨソンフェ大阪
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 KY生さんのブログから
その場に居合わせた幸せ

大変素晴らしく、また感動的であった。

800人はいる会場が満杯。
これほど質の高いイベントはそうあるものではなく、それを ちょんみさんの追っかけメンバーが、ボランティアで手作りでやりとげたという事が驚き。 あの公演は、プロでもそうそうできる公演ではない。
ほんの半日関わらせていただいただけだが、そのことが大変幸せだったし、つくづく行って良かったとおもっている。
いまだに感動は覚めやらない・・。

安聖民、李政美、趙寿玉。
きら星のようなこの三人が、超一流のパフォーマンスをぶつけあった。

パンソリ

安聖民さんのパンソリを初めて聞いた。
パンソリなるものを初めて知ったのは“西便制~風の丘を越えて~”という映画を見た時である。その時の衝撃はわすれられない。 その後、「春香伝」なども見たが、パンソリそのものは悲劇的な主題をあつかうものかと思い込んでいた。 
ところが、ところが今回の水宮歌の面白いこと、コスの朴根鐘さんとの絶妙なかけあい、まだまだずっと聞いていたいと思った。 丁度日本の浪曲、講談のような・・・。
安聖民さんの表情豊かなこと、コスとのやりとりが絶妙、まるで十年のコンビのよう。でも、鼓手の朴根鐘さんとは初対面だったそうだ。それでも二人の間に太鼓があればそれで自然とできちゃうんですね、とは打ち上げでの根鐘さんの弁。

つながる舞

趙寿玉さんの舞は神宮寺の渡来人祭りの時にはじめて見て感動した。あの時は蝶がとまった。
今回も素晴らしかった。とくに最後の小さい太鼓を叩きながらの小鼓舞は実に優雅で、どこで叩いて音を出しているんだろうと思うほど。 あの足さばきの優雅なこと、ファンが一持間も前から並び争って前の席をとりたがったのは、あの踊りの隅々まで見たいからだった。

私達の代で、もうこんなことは終わりにして欲しいと挨拶するハルモニ達。
「私達が何回も日本に来ている理由はもうおわかりですね。平和で穏やかな世界をつくるためです。次の子供達にこのような問題を残してしまってはいけないと思います。みなさんも協力をお願いします」 ⇒
 つながる歌

い・ぢょんみさんとハルモ二達が繰り返し感謝していたが、そもそも彼女が歌を再開していなかったら、このイベントも、昨年のナヌムの家の支援コンサートも、なかったのだ。
2005年からきいているが、年を追うごとに、ますます円熟して、ますますピュアになって、ますます心打つ歌になっていると感じる。 この魅力、どこからくるんだろうか・・。

壇上に上がったハルモニ達も一緒に”オギヤディヤ”を演じ、うたう。いやほんとに楽しそうだった

オギヤディアが終わってフィナーレへと思った瞬間、急にキル・ウォノク(吉元玉)ハルモニがマイクを握り民謡を歌った。続いて、イ・ヨンス(李容洙)ハルモニはチンド・アリランを歌い、あっというまに場内が一体となって合唱、そこここで踊りだす。
フィナーレででるはずのペンノレはどこかへ飛んで行って、そのままミリャン・アリランへ。

「種をまいてください」

言いだしっぺ達、とくに会場での主催者挨拶は素晴らしかった。彼女の挨拶にかかわった人たちの思い、演じた3人の思いが凝縮されている。

「・・・・はじめて慰安婦のハルモ二にお会いしたのは2003年8月でした。その時に流した自分の涙を決して自浄作用にはしたくない。自分は何が出来るんだろうか、絶対に考えようと思いながら時がたってしまいました。
自分がなにもしないということは、この問題を闇に葬ろうとしている人となんらかわりはないんだ、そう思いました。 そして、おおくの仲間と一緒にこのコンサートをしようと思いました。ハルモ二たちの思いにつながりたいと思ってこのコンサートを企画しました。
ハルモ二達からいのちのつながる在日の女性アーティスト、安聖民さん、趙寿玉さん、李政美さんの表現をとおして歴史に刻まれた痛ましい傷跡に美しい花を、希望の花を咲かせたらと思います。種は皆さんがお持ち帰りください。そして周りにまいてください。」
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つながる歌 つながる舞 つながるいのち

―戦争と女性の人権博物館建設のためのチャリティーコンサート―


日時  2008年6月21日(土) 開場16:30 開演17:30
会場  エル・シアター(天満橋 エル・おおさか内)
     大阪市中央区北浜東3-14 地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m 
出演  安聖民(あんそんみん)/パンソリ
     李政美(いぢょんみ)/歌
     趙寿玉(ちょうすおく)/サルプリ舞・その他
チケット料金 一般 3500円(当日4000円) / 中学生・高校生 2000円(当日2500円)
お問い合わせ・予約
   電話:080-6188-0453/FAX:06-6728-8005/メール:tsunagaru0621@yahoo.co.jp
主催 つながるコンサート実行委員会 / 大阪大学付属病院看護師労働組合
※収益金はすべて「戦争と女性の人権博物館」の建設費用として寄付します。
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