Diary 2013. 2
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2月15日 (金)  福島ツアーレポート その1

今回の福島ツアーのために物心両面で応援してくださったみなさんに心から感謝します。
3.11以降、福島へは2011年9月に朴慶南さんと一緒に福島市を中心に数カ所を回って歌いましたが、ちゃんとしたコンサートを行うのは初めてのことです。
今回このツアーが実現することになったのは、昨年の11月に私の地元葛飾で、福島原発告訴団団長の武藤類子さんのお話を聞いたのがきっかけでした。
武藤さんは声高に反原発を訴えるというスタイルではなく、原発事故以前の山の中での暮らしを実に淡々と語られました。彼女は、お金やエネルギーになるべく依存しないで、どれくらい節約して暮らせるかということを楽しみながら実践してこられた方でした。それが実はどんなに豊かなことか、そんな暮らしに憧れる者としては尊敬の気持ちで聞き入りました。同時に原発が人間の本当の幸せとは対極にある怪物なのだということを痛感しました。同時にこの大きな事故が起こる前には、原発にたいする認識も知識もほとんどなかった自分自身がとても恥ずかしくなりました。
「福島へ行こう!」という気持ちが募り、すぐに武藤類子さんにお手紙を書いて、CDとともに送りました。
その後群馬県高崎市に黒田節子さんと青山晴江さんのチェルノブイリ視察の報告を聞きに行って、黒田さんと青山さんにも相談をして、トントン拍子で福島ツアーが実現することになりました。
人の縁は本当に不思議です。武藤類子さんは2002年の会津でのコンサートを聴いてくださって、その前日が私と類子さんのお母様の誕生日だったということも憶えてらっしゃいました。たんぽぽ舎のボランティアをしている青山晴江さんは、15年ほど前千葉県市川市に住んでいた頃の長屋のお隣同士でした。お互いにそこを引っ越したため、その後長い間お会いする機会がありませんでしたが、数年前に詩人の菅原克美のげんげ忌で再会しました。郡山市在住で「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんは、度々コンサートを企画してくれる群馬県高崎市の大塚農場の奥様の実のお姉様で、やはり何度も歌を聴いてくださっています。
それから、須賀川市で鉢の子窯という陶房を開いている伊藤文夫さんももうひとつの大きなきっかけを作ってくださいました。伊藤さんのお宅では過去に3回コンサートを開いていただきましたが、それ以来何度も遊びに訪れ、のぼり窯の火入れの時にはお手伝いもさせていただきました。今回はちょうど個展開催中のいわき市のギャラリーで歌えるように手配してくださいました。また、伊藤さんはかなり顔が広いらしく(そのすごさを今回はじめて実感)ツアー中至る所で伊藤さんの力を貸していただくことになりました。
今回のツアーでのたくさんの出来事、出会いを、私の拙い文章でうまく伝えられるかどうかわかりませんが、いただいたお土産をみなさんにお裾分けできたらと思います。


2月16日 (土)  福島ツアーレポート その2

2月3日(日)
8時過ぎに家を出発、北千住駅で矢野さんをピックアップして首都高〜東北道で福島へ。早めの昼食をとった栃木県のSAではまだそんなに寒さは感じなかったのに、郡山ICに着いた頃には、外気温は2℃と表示されていた。
12時過ぎに郡山中央図書館に到着。図書館の入り口脇のモニタリングポストでは、0.182μSv/hを示しているが、手持ちの簡易線量計測器では0.6μSv/hを示している。
楽器と荷物を視聴覚ホールの前まで運んで1時に扉が開くのを待つ。12時半頃、音響の長谷川さんご夫妻が到着。郡山在住の歌手・阿部純さんにボランティアで音響をやってくださる方を探してもらったら、長谷川さんを紹介していただいた。実は長谷川さん、須賀川の蜂の子釜の伊藤文夫さん宅でのコンサートの時にいつもお手伝いしてくださった方で、偶然のつながりにお互いにびっくり。長谷川さんは、オーディオの専門書で紹介される程の知るヒトゾ知る専門家なのだ。ホールにあるもので間に合わせようと思っていたのに、手持ちの機材を総動員して来てくださった。凝り性が災いしないかと少々心配したけれど、こちらの注文通りシンプルな音響を心がけてくださって私も矢野さんもとても演奏しやすかった。
13時過ぎには郡山の「原発いらない福島の女たち」のみなさんはじめ、スタッフのみなさんが集まってきて、楽屋で打ち合わせ。武藤類子さん、黒田節子さん、初めてお会いする橋本あきさん...みんな魅力的な女性ばかりだ。毎日忙しい中をコンサートの準備、宣伝のために、大切な時間を割いてくださった。
14時過ぎ、ゲストで歌ってくださる阿部純さん到着。純さんは、原発事故後50曲も新曲をつくり、三児の母として福島に暮らすということを歌に綴っている。大分前に私のCDを聴いてくれて「ありのままの私」をレパートリーにもしてくれているそうだ。
15時過ぎにリハーサル終了。
16時5分、5分押しで開演。客席は八割方埋まっているようだ。
まずは郡山市コンサート実行委員長の橋本あきさんからご挨拶。

セットリスト。
1部
1満月の夜
2ふるさと〜京成線
3わたしと小鳥とすずと
4生きようよ
5ありがとういのち
6そのままで大丈夫
7祈り
ー休憩ー
2部
1星めぐりの歌
2ゲスト 阿部純さんー2011ぼくらの夏休みー
3新相馬節(純さんお囃子)
4会津磐梯山(純さんお囃子)
5チンドアリラン
6ミリャンアリラン
7ウナイノチカラ
アンコール ローズ

毎年仙台の「とっておきの音楽祭」にも出演している障がいを持った仲間たちがコンサートに来られていた。手話のような「マカトン法」を取り入れて「わたしと小鳥とすずと」を演奏してくれているというメールを事前にいただいていたので、本番では代表で梅沢はなみさんにステージにあがってもらい、マカトン法の振りをつけて一緒に歌った。少しも物怖じしない堂々とした姿に会場からは大拍手。
2部では、阿部純さんが原発事故後に作った「2011ぼくらの夏休み」を、二人の娘さんと一緒に歌ってくれた。
続けてこのツアーのために猛練習した「新相馬節」と「会津磐梯山」を、阿部純さんに間の手をいれてもらって歌う。「会津磐梯山」は矢野さんのマンドリンがとても良い感じ。私のチャングは、二拍子系のリズムがむずかしい。
最後にこのツアーのテーマ「ウナイノチカラ」を歌う。私のHPの管理人、及川葉さんが無料で作ってくれたチラシには、こんな風に書いた。「「ウナイ」は琉球の言葉で姉妹を表します。琉球には、暗い夜の海でさ迷う船乗りを救うというウナイ神の伝説があります。大震災、原発事故以来、真っ暗な闇に覆われたような世界を、光へと導く福島の女神たちに想いを寄せながら、福島のみなさんに歌を届けたいと思います。」
♪ウナイノチカラ〜♪の部分を会場のみなさんと大合唱。拍手がなりやまず、アンコールはローズ。
歌の後、福島原発告訴団団長の武藤類子さんからご挨拶。
予定を大幅にオーバーして、6時半頃終演。
会場の片付けを済ませて、7時半頃から近所のレストランで実行委員のみなさんとお食事。東京から青山さんと、葛飾人権ネットワークの石岡さんが日帰りで応援に来てくださった。オムライスとドライカレー、とても美味しかった。
解散後、福島原発告訴団の事務所へ。事務所といっても広い一軒家で、私たちのために武藤さんのおつれあいの真弥さんが部屋を暖めて待っててくれた。こたつで少し飲みながら雑談。矢野さん、清水くん、類子さん、真弥さん、私、なんともない話ばかりだけど、旧知の友と会ったようにくつろぐ。
23時頃就寝。

写真1 簡易線量計
写真2 はなみさんと私
写真3 阿部純さん&ドーターズ

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2月17日 (日)  福島ツアーレポート その3

2月4日(月)
7時半起床、8時出発。
まずは車で15分ほどのところにある温泉「若松屋」へ。
9時半頃出発、途中東北自動車道SAで腹ごしらえ。
10時45分頃、福島市音楽堂に到着。
音楽堂の正面玄関の入り口付近は工事中(?)で、みぞれが降る中マスクをした女性の警備員が誘導をしていた。後で聞くと、植え込み周辺を除染中とのこと。作業員も誘導員も普通の格好で、土をほじくり返しているようにしか見えないアレが除染とは?
音楽堂周辺をぐるぐる周り、ようやくホール搬入口に到着すると、音楽堂の次長、高荒さんが迎えてくれた。高荒さんは、伊藤文夫さん宅でのコンサートも聴いてくださっていて、のぼり窯の火入れの時にもお会いしている。今回偶然このホールでコンサートをすることになったが、いろいろと便宜を図ってくださって、とっても助かった。楽器と荷物を搬入してすぐにリハーサル。
リハーサル終了後、控え室で福島市の実行委員会のみなさんと初顔合わせと打ち合わせ。電話で何度かやり取りをした佐々木慶子さんは明るくてとってもパワフルな女性。自然食のお店をなさってる方は、手作りのお赤飯、サンドイッチ、お味噌汁を差し入れてくださった。どれも美味しく、滋味たっぷりのお味噌汁が身体に染み渡るようだった。
13時開演。
実行委員長の佐々木慶子さんのご挨拶。

セットリスト。
1セノヤ(アカペラ)
2ふるさと〜京成線
3ありのままの私
4わたしと小鳥とすずと
5生きようよ
6ありがとういのち
7そのままで大丈夫
8祈り
9新相馬節
10会津磐梯山
11チンドアリラン
12ミリャンアリラン
13ウナイノチカラ
アンコール ローズ
武藤類子さんご挨拶。

終了後ロビーでCD販売とサイン。今回CDはアルバムは全部福島価格の2千円。この日も飛ぶように売れました。
片付けを終えて16時頃ホールを出発。一旦佐々木慶子さん宅で休ませてもらおうと車で向かう途中、運転手兼スタッフの清水君がチョコレートをかじった時に歯が割れ、歯科医院で応急処置を受ける。治療後、夜の会場FUKUKANいやしカフェへ。
FUKUKANいやしカフェは、大学留学のために日本に来られてから、縁会って福島で約30年暮らしているチョンヒョンシルさんが昨年11月にオープンされた韓国料理のお店。日本と韓国の架け橋になりたいというという彼女の願いが、地元の方たちに支えられて大きく広がっている。
コンサートの前に18時半から食事。私たちもお客さまと一緒にご馳走をいただく。本格的な韓国家庭料理はどれもとても美味しくて、とりわけエゴマのスジェビ(すいとん)のやさしい味に身体が喜ぶ。食後の伝統茶サンファ茶で、冷えた身体がぽかぽかに暖まった。
19時半開演。
佐々木慶子さんのご挨拶。

セットリスト。
1あなたが笑っていると
2コヒャンエポム〜ふるさと〜京成線
3せつなさのむこう
4そのままで大丈夫
5あなたの墓のそばに
6ひでり
7珍島アリラン
8ミリャンアリラン
9新相馬節
10会津磐梯山
11オギヤディヤ
アンコール 朝露、イマココニイルヨ
最後にチョンヒョンシルさんのご挨拶。

30名余りのお客様はほとんど女性ばかりで、泣いて、笑って、歌って、踊っての大盛り上がりだった。
CD販売、サイン会、写真撮影会が終わり、22時頃お店を後にして、佐々木慶子さんのお宅へ。
近所に住んでいる梨とお米の農園のイチコさんも寄ってくださって、慶子さんの手料理で乾杯。イチコさんとは初対面だが、原発事故の直後私が出演した三鷹でのコンサートの収益金のカンパを基に、南相馬の避難所にシャケや佃煮を買って届けてくれたと聞いた。避難所のみなさんがとっても喜んでくれたと聞いて嬉しかった。
矢野さんがリズとあだ名をつけた慶子さんは、年齢を聞いてとても信じられないくらい若々しく活動的でチャーミング。反原発を訴えるために、2011年に無所属で県議会選挙に立候補したが、残念ながら落選したそうだ。数年前チョンヒョンシルさんの講演を聞いて韓国語教室の生徒になり、今ではすっかり韓流にハマっている。原発のこと、韓流ドラマのことなど話は尽きなかったが、まだまだ続くツアーために24時頃就寝。

写真1 福島市音楽堂
写真2 武藤類子さん
写真3 FUKUKANいやしカフェ

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2月20日 (水)  福島ツアーレポート その4

2月5日(火)
7時半起床。
カーテンを明けてみると、3階から見下ろす家の前には河が流れ、白く雪をいただいた山々が目の前に広がる。「この放射能さえなければ...」と嘆いていた慶子さんの言葉が蘇る。昨晩は暗くてわからなかったが、素晴らしい景観の中の大豪邸だったのだ。
お茶だけいただいてすぐに出かけるつもりだったが、慶子さんが朝ご飯を作ってくれて、朝からものすごいご馳走をいただく。
8時半頃出発。
東京からコンサートを聴きにきてくださったクニエさんを駅前のホテルでピックアップして、会津に向かう。
10時過ぎに河東学園の仮設住宅に到着。会津でのコンサートの世話人の大賀あや子さん、木幡ますみさんも到着。大賀さんはまだ三十代で、大熊町でずっと反原発運動をされて来られ、結婚して新しく家を建てたばかりのところに原発事故に会われたそうだ。木幡さんは小柄でかわいらしい方で、雪かきをしていて転んで足にヒビが入り松葉杖をついてらしたが、車を運転し、雪道を軽やかにヒョイヒョイと歩かれていた。
当初、先にこの会場で音響機材をセッティングしてからタクシーで松長の仮設住宅に移動する予定だったが、集会所が思ったより狭く音響は使わないことに。また天気も良く晴れて雪道も心配なさそうだったので、とんがらし号で松長へ移動することにした。
11時頃、河東学園を出発。みんなで途中ラーメン屋さん「楢葉亭」で昼食。三宅島で開店10年目に被災して楢葉町に移転、また10年目に原発事故で店を追われた75歳の店主が縁があってここで店を開くことになったという。口もお腹も大満足で、松長へ。
12時半、松長近隣公園仮設住宅集会所に到着。この仮設住宅には、大熊町から避難された方たちが住まわれている。40人も入ればいっぱいの集会所はほぼ満杯になった。
午後1時、開演。
まず、木幡さんがご挨拶。
セットリスト。
1あなたが笑っていると
2ふるさと〜京成線
3私と小鳥とすずと
4生きようよ
5上を向いて歩こう
6新相馬節
7会津磐梯山
8チンドアリラン
9ミリャンアリラン
10花
11小さな空

まだまだ歌いたい気持ちだったけど、一時間で切り上げる。この仮設住宅にはミュージシャンは来たことがなかったそうで、みなさんとっても喜んでくださった(と思う^^;)。
以前只見でコンサートを開いてくださったサナエさんもお友達をさそって来てくださって、数年ぶりの再会を喜び合う。

14時15分頃出発
14時45分頃河東学園仮設住宅に到着。
松長からの道を少し間違えて開演直前に到着。こちらの集会所も松長とまったく同じ作りで、やはり大熊町の方々が住まわれている。
15時、開演
木幡さんご挨拶。さっきの会場では少し緊張しておられたか、少しほぐれて冗談なんかも飛ばしている。私も少しリラックス。
セットリストは松長とほぼ一緒で、アンコールに「小さな空」を歌った。
2曲目にみんなで「ふるさと」を歌った時、「帰りたい〜...」と突然泣き出したご夫人がいらした。あの場にいた誰もが胸を締めつけられた。ふるさとを奪われ、避難先でも疎外されて、やりきれなさと怒りを抱えて心も身体もどんなに疲れていることだろう。
終演後、集会所に残ってお茶をいただきながら仮設住宅のみなさんのお話の輪にまぜてもらった。
17時頃河東学園を出発。
仮設住宅でのふたつのコンサートを聴いてくださった只見のサナエさんの先導で須賀川市の伊藤文夫さん宅へ。
18時過ぎ、伊藤文夫さん宅到着。
須賀川から少し山の方に入った鉢の子窯は、夕方から降りはじめた雪ですっかり真っ白になっていた。伊藤さんは私たちのためにおでんやらお刺身やら、大変なご馳走を作って待っていてくれた。蒔きストーブの暖かさの中で、美味しいお酒と音楽とおしゃべりに時間を忘れそうになるが、明日のために先に休むことにする。
21時半頃就寝。

写真1 佐々木慶子さん宅のベランダから
写真2 楢葉亭のラーメン
写真3 仮設住宅(松長)コンサート

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2月24日 (日)  福島ツアーレポート その5

2月6日(水)
9時頃起床。たっぷり眠って体力も回復。心配だった喉の調子もまずまず。
朝ご飯を食べて10時半頃出発、近くの温泉へ。寒さと移動でかたまってた身体がかなりほぐれた。
その後、福島市音楽堂のコンサートにも聴きにきてくださった内山さんのお店「セピアバード」http://www.geocities.jp/sepiabird211/index.htmlでコーヒーをいただく。自然の中にポツンと建つお店の中は、コーヒーの香りがいっぱいにたちこめて、EIFLのオーディオからは内山さんお気に入りのJAZZナンバーが流れ、大きな窓から見える雪に埋もれた竹林は一幅の絵のようだ。郡山で音響をやってくださった長谷川さんも仕事の合間に遊びにきてくださって、さっそく編集して持ってきてくれたライブ音源を聴かせてもらった。生演奏を聴いているようにクリアで迫力がある。長谷川さんの腕なのか、オーディオのせいか。きっとそのどちらも。
あんまり居心地が良くて時間を忘れそうになるが、13時半頃いわきに向けて出発。サナエさん、長谷川さんともここでお別れ。
須賀川からいわきへ向かう国道は、思ったより雪が多くて速度を上げられなかったので、いわき市に着いたのはちょうど16時だった。腹ごしらえをしてから、大急ぎで会場に音響機材を搬入、セッティング、サウンドチェック。
この日ソロモン諸島で起きた地震の影響により津波警報が発表されたため、10人近くの方から、楽しみにしていたけれど聴きにいけないという連絡があったらしい。17時半の津波発生予定時間には、大きな津波は起こらず、みんなほっとする。60席の会場はちょうど満杯になった。
18時開演。ギャラリー界隈のオーナー佐藤繁忠さんからご挨拶。続いて友人の陶芸家・伊藤文夫さんからも一言。
セットリスト。
1翼
2ふるさと〜京成線
3せつなさのむこう
4ありがとういのち
5そのままで大丈夫
6祈り
休憩
1星めぐりの歌
2あなたの墓のそばに
3ひでり
4珍島アリラン
5ミリャンアリラン
6新相馬節〜会津磐梯山
7ローズ
アンコール
What a wonderful world

2011年の5月の初め頃、いわき市にひとりでボランティアに来たのを思い出す。小名浜地区で瓦礫撤去と浸水した家の掃除のお手伝いをした。あれから約2年経って、町はかなり明るくなったように感じた。壊れた建物はなおすことができても、水が、空気が、見えない放射能に侵され続けているということを、忘れてしまいそうになる。海の幸が自慢だったこの土地で、地魚を食べられないとは...。
終演後、佐藤さんの家族、伊藤さん達と、ファミリーレストランで軽く打ち上げ。
この日は湯本温泉にある旅館に宿泊。山間にある宿に着いたのは10時半。この日二度目の温泉でゆっくり身体を癒して、12時前に就寝。

写真1 雪の勢至堂(伊藤さん宅)
写真2 ギャラリー界隈コンサート
写真3 伊藤さんの作品「祈り」

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